2021-07-23

旅(Journey)・ ヴィリニュス(リトアニア)Ⅱ/バルト三国+ヘルシンキ Ⅲ (ViliniusⅡ-Northern Europe & Baltic States+Helsinki Ⅲ)



<ヴィリニュス Vilnius>







<聖アンナ教会>





ヴィリニュスは深い緑に囲まれた首都。旧市街は広々としたクラシックな街並。

リトアニアは「十字架の国」とも呼ばれています。
他のバルト三国と比べると、ゴシックの尖塔もなく柔らかい印象のバロックの町。

(ヴィリニュスは、雰囲気的には「ゴシック」ファッション的なイメージも感じました。十字架が多いから?)

東方教会の影響も色濃く、宗教美術もイコン的な印象。

そんな雰囲気を垣間見られる写真を、何回かに分けて紹介して行きます。




*街並*














<国鉄駅にあったオブジェ>
かなり衝撃的。ヴィリニュスの現代アート?

  




*大聖堂*

奥の建物。ギリシャ神殿のよう。














*聖ペテロ&パウロ教会*

バロックの町ヴィリニュスを代表する建築。











内部は白い漆喰の彫刻群。(2000以上の彫刻。)















 *聖アンナ教会*

ゴシックのレンガ造り。フランボワイヤン様式。













*ゲディミナス城と塔*






 












<塔からの眺め>









*夜明けの門* 

旧市街の入り口の城門の上に造られた礼拝所。
内部には聖母のイコンがあり、信仰を集めている。



















 








*老舗ホテル Narutis*

16世紀に大学の宿泊所として建てられた、由緒あるホテル。SPAもあり、優雅な時間。

























*ヴィリニュス大学、大統領府界隈*


この辺りも雰囲気がある。大学と同じ敷地内の聖ヨハネ教会の塔からの街並の眺望も美しい。

言語学部のホールには「四季」のフレスコ画。自然崇拝時代の生活を描いたもの。


















 










2021-07-09

旅(Voyage)・ モロッコ(Maroc)ⅩⅥ / ベルベル人について




【 アマズィーグ(ベルベル人)について】








<アイト・ベン・ハッドゥのカスバ>







モロッコでは、ベルベルの女性の写真をあちこちで見かけました。

美術館の展示をはじめ、雑貨やファッションにも使われています。ベルベル人の文化、衣装や道具についての
展示も観られました。

下調べもせず知識もないままモロッコへ旅立ったのですが、短い旅の間にもベルベルの文化の香りを感じました。
それは誇り高く伝統的な印象。

ベルベルとアラブの文化の融合が、モロッコの魅力の一つです。次回行く時は、もっと勉強して現地に臨みます。


ベルベルの女性には美人が多いそうです。「セクシーで可憐で魅力的」。確かに。

男性は「勇気があり、頑固で怒りっぽい」との説。
サッカー・レアルマドリードの監督&フランス元代表のジュネディーヌ・ジダンはベルベルだそうです。納得。
2006年ワールドカップ決勝での頭突き事件を覚えている方も多いはず(笑)



文化や言語、民族の問題は深く難しいテーマです。
それだけに、観光であっても知識を持って臨む事が必要と思います。その土地や人々をリスペクトする上でも。

そういう積み重ねが、いつかどこかで繋がって腑に落ちる、そんな事もあるのかも。



以下は長くなりますので、ご興味ある方はご覧ください。WEBを参考に調べてみました。

<ベルベルとは>

ベルベル人とは、マグレブ(北アフリカ)の広い地域に古くから住み、ベルベル諸語を母語とする人々の総称。

北アフリカ諸国でアラブ人が多数を占めるようになった現在も一定の人口をもち、文化的な独自性を維持する
先住民族。

歴史的には、アラブ人がモロッコを侵略した後、ベルベル人は山や砂漠などに避難し都会から遠く離れた場所で
生活をして来たとの事。アトラス山脈には、かつてベルベル人が作った「カスバ」(城砦や邸宅)が数多く残って
います。

強いアイデンティティを持っており、独自の言語や文化があります。
モロッコ政府は、ベルベルの文化や言語を長年認めて来なかったが、2011年に漸くこれらを正式に認め、
公用語をアラビア語とベルベル語に改めました。

ちなみに、「ベルベル」はもともと「野蛮な」という意味から来ている為、ちょっと注意が必要。
(歴史上では良くある事だけれど。)

現代では一般的な名称になっているが、自らは「アマズィーグ」(誇り高き自由の民)と称しているとの事。

印象的で素敵な名前ですね。





<アルガンの実を剥く人達>
名産のアルガンオイルになる。































<ベルベルの女性>
マラケシュの写真美術館にて















































<ブティックで購入したポーチ>
ベルベル人のモチーフをあちこちでみかける。
エキゾチックで素敵。









博物館にて