2013-09-29

旅(VIAJE)・スペイン・カタルーニャ(CATALUNA) / マヨルカ島(MALLORCA) 1


 
 

<パルマ・デ・マヨルカ>

 
 
 
 


 
 



地中海に浮かぶ島、MALLORCA島。

ショパンとジョルジュ・サンドの愛の逃避行は有名です。
私の中では、夏の陽光と共に、なぜか早春のアーモンドの花のイメージでもある島。

大いなる華やかなリゾート地。 ということで、今まで訪れる機会がなかったのですが。
でも、バルセロナからも近いので(飛行機で45分程度。頻繁に飛んでます)、思い立って、カタルーニャ・ピレネーの田舎町の
旅の際に立ち寄りました。

シチリア、サルデーニャ、コルシカ、マルタと、地中海の大きな島々を訪れ。 やはりスペインの島もこの目で確かめたいと思い。
華やかなマヨルカと、超シブいピレネーのコントラストも興味深く。 いつも気になっていた島。
 
 
 
 

 

<遊歩道からの眺め> 
 
 
 
 


 

 
 

 <ベルベル城からパルマを臨む風景> 

 

 
 
 
 
 
 
 

<ベルベル城> 
 
 
 
 
 
 
パルマ・デ・マヨルカは大都会。

シンボルとなっている巨大なカテドラルは、街の風景を決定づけています。 青空の下、海沿いにそびえています。
内部にはガウディが修復を手掛けた祭壇回りの装飾やランプもあります。

ステンドグラスを通して差し込む真夏の太陽の光。 赤・青・黄色にキラキラと輝き、眩くとても幻想的。

風情のある、迷路のような旧市街、広場。 そしてアルムダイナ宮。
街外れの丘の上には、ミロ美術館もあります。 やっぱり楽しげな作品が並んでいます。 ミロはきっと、マヨルカの
空気を感じながら、このアトリエでのびのびと制作したことでしょう。
近くのベルベル城からの眺めも最高。


ホテルはボルンBORN。 古い邸宅を改装した趣あるホテル。 パティオで朝食も取れます。

町なかのBARRIO SANTA CATALINAサンタカタリーナ地区のファブリカ通りCALLE FABRICAには良さげなBARが並び、
道にテーブルが出ています。
目移りして、ハシゴしてみたり。 "HEMINGWAY" ではマヨルカの白ワインを。 ツマミもなかなかでした。


海辺の遊歩道の散歩も気持ち良く。 海をみながらシーフードやCAVA、マヨルカの白ワインを楽しみ、ひたすらのんびり。

こういうところに来ると、本当に何も出来なくなりますね。
ハーバーには船が並び、風が心地良い。 ゴキゲンな大都会。 ワインを楽しんだり、名産のマヨルカ・パール(人工真珠)を
物色したり。

遊歩道からのカテドラルの眺めは最高。 これぞパルマ・デ・マヨルカという風景です。 青空と海、太陽とのコントラスト。
噴水が昼下がりの風景に趣を添えます。

ここに来て本当に良かったと感じた一時。
長い間カフェに座り、ぼーっとしながらその風景とマヨルカワインの幸せを満喫していました。

そうやって、束の間のマヨルカのバカンスは過ぎていきます。







 


 <旧市街の広場>






  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<旧市街、マヨール広場> 
 
 
 
 
 
 
 

<印象的な風景>
カタルーニャのロゼワインを楽しみながら、ずーーっとカテドラルを眺めていました。
 
 
 
 
 
 
 
 

<ホテルBornボルン。古い邸宅を改装したホテル。>

 
 
 
 
 
 
 

<ファブリカFabrica通り>









 <ミロのアトリエ> 
 
 
 
 
 
 


<ミロ美術館>




   
 


<ホテルのパティオ(中庭)>
 
  


 
 
 


<夕方のハーバーにて。>
カタルーニャのCava(スパークリングワイン)
 
 
 






  

2013-09-25

情報&作品 / INFORMATION & WORKS (ISTANBUL)




<イスタンブル・ブルーモスク>



夏の終わりの旅から戻って来ました。  

帰って来たら、日本は秋の気配が漂っています。BBQやらスポーツやら海やら、すっかり行楽シーズンの様相。
少ーしずつ始動するはずが、楽しい事が満載でもう少し時間がかかりそうです^^;

まあ、焦らずのんびりゆっくり、楽しんで行こうかと。
来年の個展やら、次の旅やら旅行記やら。 その他諸々、少ーーしずつエンジンをかけて行きます。







2013-09-12

情報&作品 / INFORMATION & WORKS (COLLIOURE)


さて、9月も半ばになりました。

旅の記事を書きながら、旅ばかりしていて、全然制作していません。。。

そろそろ実生活でも、次の旅に出る予定です。 
旅先ではブログをアップしないので、次回の記事はたぶん9月末頃になりそうです。

そのうち、旅の実況中継もしたいと思っているのですが、いつの日か。

そうやって、今年の夏も過ぎて行きます。
夏の終わりのバカンスを満喫し、帰って来たら日本はきっとすっかり秋になっていることでしょう。

いましばらくは、夏の名残りを楽しもうかと。





<地中海、コリウール Collioure, la Méditerranée>
先日の「海への回帰、フランスの海」シリーズで制作した作品。
 
 
 
 

 
 


2013-09-05

旅 (VOYAGE) ・フランスの海について / コートヴェルメイユ (Côte Vermeille)


 



<コートヴェルメイユ (コリウール / ポート・ヴァンドル / バニュルス・シュル・メール)>

 

 


<コリウールCollioure、シャトーからの眺め La Vue> 

 




コートヴェルメイユCôte Vermeille。 画家の好きな場所です。


「紺碧海岸」(コートダジュール)に対し、「緋色海岸」と呼ばれるその海岸線は、スペインに程近いルシヨン、カタローニュ地方
コリウールCollioure辺りからスペイン国境に向かって続きます。

VERMEILLEは、ヴァ―ミリオン(緋色)を意味します。 その名の通り、眩い光が溢れ、青い海に鮮やかな赤と黄色の映える、
スペインの香りのCatalogne(カタルーニャ)地方。 溢れる眩い光と風、コントラストの強い色彩。 その美しさは、マティスや
ドラン等の画家を惹きつけ、そうしてフォーヴィズムはこの地コリウールで生まれました。
ピカソらの画家が滞在したホテル、LES TEMPLIERSのBARには、今も人が集っています。
当時はみな、宿代の代わりに絵を置いて行ったとか。 信じられない話です。



ノートルダム・デザンジュ教会Notre-Dame-des-Angesと鐘楼、その起源は7世紀にまで遡る城Chateau Royalからの眺め、
カラフルな小舟の停泊する小さな港。 パステルカラーの家並、名産のアンチョビ工場。

小道にはレストランやギャラリーが立ち並びます。 アートに馴染みの深いこの小さな町には、何十件ものギャラリーがあるとか。
この地方名産のエスパドリーユやカタルーニャのテキスタイルのお店を回るのも楽しい。 今は日本でも人気のあるストライプ
の布地、L’ETOILE DU SOLEILに初めて出会ったのもここ。 近郊の小さな町で作られています。

この地方はワインも名産。 LANGUEDOC-ROUSSIONの美味しいワイン。
AOC COLLIOUREの赤もなかなか美味。 隣町PORT VENDREポートヴァンドルへ行く途中には、ワインのCAVEもあり、
試飲も楽しめます。

更にスペイン寄りのBANYULS-SUR-MERは、デザートの赤ワイン、バニュルスの生まれ故郷。
干しブドウの味のする濃い甘口ワイン、チョコレートと合う大好きな食後酒です。


コートヴェルメイユ。 バルセロナから北上したり、ペルピニャンから南下したり。何度も訪れています。
いつも夢見ている、戻りたい場所、帰る地方のひとつ。 こんな街でギャラリーを開くのも素敵だなぁ、などと思いながら。

海岸線を南下し、国境の町CERBEREを越えると、そこはスペイン。
コスタ・ブラバCOSTA BRAVAと名前を変え、バルセロナ近くまで続きます。






 <チュイールThuir
 
 
 
 
 
 


<コリウール、夏祭り la fête de St.Vincent> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<バニュルス Banyuls sur Mer>
 











<バニュルス Banyuls sur Mer> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<デザートワイン・バニュルス Banyuls のCave酒蔵>
 
 
 
 
 
 
 
 


<SNCF(フランス国鉄)の駅(バニュルス Banyuls sur Mer)>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<ポート・ヴァンドル Port Vendre> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



<コリウール、丘の上の家並> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<コリウール、マジョリク焼きの店。
赤と黄色はカタローニュのシンボルカラー> 
 
 
 
 
 
 
 
 




<COLLIOURE> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<コリウールの街並、名産のアンチョビ店もあります> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<COLLIOURE> 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 


<カタローニュの小舟> 

 
 
 
 
 
 
 
 


<テキスタイルやエスパドリ―ユの店>