2020-06-26

展示情報(EXHIBITION)・「新生展2020+」@銀座・木挽町ミラボオ Ⅱ




<「新生展2020+」えすぱすミラボオ>
















「新生展2020+」、今週の火曜日から始まりました。早速お越しいただいた方々、ありがとうございます。

今回も、ミラボオにゆかりのある作家数十名の、個性あふれる作品が展示されています。

私は油彩の小品を4点、出展しています。

会場風景をアップさせていただきます。
銀座木挽町「えすぱすミラボオ」は、歌舞伎座のすぐ横、医療ビルの2階です。
宜しければご高覧いただければ幸いです。引き続き、よろしくお願い致します。


「新生展2020+」
銀座・木挽町「えすぱすミラボオ」にて開催

2020年6月23日(火)~7月3日(金)
12時~19時 (日曜休廊、最終日は17時まで )
http://espace-mirabeau.blogspot.jp/
東京都中央区銀座4-13-18医療ビル2F TEL/FAX 03-6228-1884

銀座線「銀座」駅A11出口より徒歩8分、日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅3,5番出口より徒歩2分














































































































































































2020-06-19

展示情報(EXHIBITION)・「新生展2020+」@銀座・木挽町ミラボオ




<次回展示のご案内・「新生展2020+」えすぱすミラボオ>














次回の展示をご案内させていただきます。

6月23日(火)~7月3日(金)、新たにスタートした銀座・木挽町「えすぱすミラボオ」でのグループ展に
出展します。

長い間お世話になった神楽坂「えすぱすミラボオ」は昨年末閉廊となりましたが、その後銀座へ移転して
新しいスタートを切りました。

「新生展2020+」は、神楽坂クロージングの「ラストミラボオ」と同様、所縁のある30名以上の作家が一堂に
会する小品展です。(4月の予定が延期となり、今回ようやく開催の運びとなりました。)

私は油彩の小品を3~4点出展予定です。



新しいミラボオは、東銀座駅徒歩2分。歌舞伎座のすぐ前です。

同じ賑やかな立地でも、真四角な白い空間であった神楽坂ミラボオとは違い、壁も変則的で、ある意味画廊的。
共通するのは、同じメンバーにて運営されるその場の空気感と、白く明るい空間、そしてどこか温かみがあり
落ち着く雰囲気でしょうか。

私の場合、今まで長い間、展示は神楽坂が中心だったのですが、これからは場所を限定せずにあちこちで
活動して行こうと思っています。湘南・鎌倉方面も含めて。

そしてその中で、新生ミラボオの「銀座」と言う立地は、私にとってチャレンジングであり、特別なものと
なりそうです。



まだまだ密を避けなければいけない中で、世の中は少しずつ新しい日常に向かってスタートしつつあります。

ミラボオも、歌舞伎座の側面に面した窓を開け換気に努めながら、様子を見て少しずつ動いて行く事となります。
今回は、搬入・飾りつけも全てギャラリーご担当の方々にお任せし、大勢が一度に集まる事の無いようにしながら
の展示となります。

状況次第でご不便をおかけするかもしれませんが、お近くにお越しの際は、宜しければご高覧いただければ
幸いです。くれぐれもご無理の無いようにお願い致します。

こうやって、私の活動もようやく少しずつ再開に向かって行きます。引き続きよろしくお願い致します。



「新生展2020+」
銀座・木挽町「えすぱすミラボオ」にて開催

2020年6月23日(火)~7月3日(金)
12時~19時 (日曜休廊、最終日は17時まで )

http://espace-mirabeau.blogspot.jp/
東京都中央区銀座4-13-18医療ビル2F TEL/FAX 03-6228-1884

銀座線「銀座」駅A11出口より徒歩8分、日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅3,5番出口より徒歩2分














2020-06-12

本(BOOKS)・アートブック「三岸節子」(Artbook ”Setsuko MIGUISHI”)


【アートブック紹介】No.1「三岸節子」












Facebookで「ブックカバー・チャレンジ」に参加させていただき、何冊か紹介させていただきました。
アートや旅に関する本については、つい気持ちが入って文章が長くなってしまうので、FBではなく
気が向いた時にブログで少し書かせていただこうかと思います。
アートや旅、その他諸々の書物について。



<三岸節子ヨーロッパデッサン集「旅へのいざない」>


~ 1954年の初渡欧から、在仏20年の間に旅したヨーロッパの風景を、現場で描いたデッサン集 ~

それまで花の絵を中心に描いていた三岸節子が、憧れのフランスへ渡り、初めて風景画にチャレンジ。
それから長い年月ひたすら欧州を描き続けました。そのデッサンが、エッセイと共に綴られています。



三岸節子は日本の洋画家(1905-1999)。私にとっては特別な画家のひとりです。

20年数年前。ヨーロッパを描くようになり、「ちゃんと絵を描きたい」と思い始めた頃です。
教室から勧められるまま展覧会へ行き、そこで衝撃を受けました。

始めたばかりの私にはよくわからないけれど、色彩の鮮やかさと力強さ、厚塗りの油絵の具の質感。
強く濃い赤、黄色、そして茶色。そんなものに惹かれました。こういう絵があるのだと。
精神を削って描いているような、凛としたその迫力。

しかもそれがフランス、スペイン、そしてシチリア・タオルミナの風景である事に、私は、
うまく言えないけれど、、、とにかく感動したのでした。

彼女の油絵が特に好きです。
愛知・一の宮の「三岸節子美術館」にも、名古屋のヒマラヤ美術館にも、日帰りで何回も行きました。
ちょうど2000年頃。あの頃の私は、感覚や感性に関して、とにかく手探りで貪欲でした。


そうして年月が経ち。私はしばらく、三岸節子の事をあまり思い出さなくなっていました。

自分自身の方向を考えるのに精一杯で、画家について真剣に考える余裕がなくなっていたのか?
「精神を削って描く」事に憧れ続けるのではなく、絵をもっと「日常的に当たり前に」描く事にも
惹かれて来たからか?

でも今回、「印象的な本」をと考えた時に、ふと心に浮かび、手に取りました。
久しぶりにこのデッサンとエッセイを見返すと、20年近く前とまた違う響き方をして来ます。

感覚はその時々のもの。きっと次にみる時には、また違う事を考える事でしょう。


「果たして私は風景画家となっただろうか。私はあくまでも名所旧跡の絵葉書のような風景にはしたくなかった。
自分なりに消化し、私の世界を造ったつもりだ。」(本文より)










<2005年生誕100年記念展図録(日本橋三越)> 
















(油絵「タオルミナの劇場」(右)) 













ヴェネツィア
(WEBより)








スペイン
(WEBより)









2020-06-05

旅(Viaje)・北スペイン~ポルトガルへ(desde Norte Espana hasta Portugal) Ⅴ 国境の街々 Ⅰ トゥイ/Tui






<国境越えの一日:トゥイとヴァレンサ・ド・ミーニョ>










<Tuiの遠景(Valençaより)> 









巡礼者の宿場町・大聖堂が有名なTuy/Tuiトゥイと、国境の要塞都市、Valença do Minho ヴァレンサ。

時差は1時間(5月現在)。ポルトガルでは15時になってしまいましたが、スペインではまだ14時でランチタイムです♪

もう一度歩いて国境を越え、トゥイの大聖堂へ向かい、まずはスペインバルで昼食。(これ、ポルトガルにはない。。)
長閑なスペインの田舎町。時間が止まっているみたい。



ミーニョ川沿いの肥沃な土地。交通の便もよく、中世はサンティアゴ巡礼街道の宿場町として栄えました。
ここの大聖堂は、1120年に建造が始まったロマネスク+ゴシック様式。西側の門は1225年頃に建てられたもので、
イベリア半島で最初のゴシック建築との事。

小さな田舎町の中心にそびえ立つ大きな大聖堂。巡礼街道沿いはまさにロマネスクの宝庫です。
中世に想いを馳せながら、ミーニョ川を眺めて、あてもなくフラフラと散策していました。

そうやってスペイン最後の町でのんびりと過ごしてから、1時間早く夕方になっているポルトガルへ戻って、
城壁の中の町を散策です。
(日没までの時間は結局は変わらないので、焦らずに。)



























































































































































































<ウィンドウで見つけた誤訳>
bom caminho = buen caminoとは、巡礼同士の挨拶で、
「良い道を!」「良い巡礼旅を!」という意味です。
この類の誤訳は、世界中で見られて楽しい (^^)